企業「終身雇用の継続はもう無理です!」では個人はどう立ち回るか
トヨタの社長が現状のままでは終身雇用の継続が難しいとの考えを示したニュースを受けて、各種メディアで日本の終身雇用制度のあり方を議論する記事が上がっている。
経団連の会長も「企業は従業員を一生雇い続けるという保証書をもっているわけではない」とコメントするなど、企業が本格的に人間を切り捨てる局面に突入した感がある。
企業が人一人の一生の面倒を見ることができなくなったという事実をふまえ、個人としてベターなアクションは何なのか?という事を考えてみよう。
・自分が働いている会社に対して「時間・モノ・金」の全力投球をやめる
・収入源の分散化
→労働収入による副収入(自分の特技を活かした収入、本業の延長による収入)
→不労収入による副収入(家賃収入、配当収入、ブログ、youtube等)
一日が24時間であることを考えると、収入源の分散化を労働収入でカバーしていくのは得策ではない。
本業が休みの日にスポット的にやるのが体力的・精神的も負担が少ないと思う。
不労収入による副収入はどうだろうか。
不動産による家賃収入はチャレンジしたことがないので割愛しよう。
株式の配当収入は実に簡単だ。米国の優良企業の株式を買って置いとくだけ。
ブログやyoutubeによる広告収入はどうだろうか。
この分野は私が今取り組んでいるが、仕組みを構築するまでにとにかく労力と時間がかかる。
「アフィブログをやるぐらいならコンビニでバイトしていたほうがマシ」と揶揄されるぐらい投入時間に対する成果が乏しいし、競争相手も多く、グーグル先生の意向ひとつでルールがよく変わる。
この分野で不労収入の確立を狙っていくなら「興味があること・好きなこと・苦じゃないこと」を軸にチャレンジしていくべきだと思う。
偉そうなことを色々書きなぐってはいるが、これからは「あなたがもっている人的資本・社会資本を会社の外にも拡大してお金を稼ぐ方法を模索しよう」という考えで動いていくことが重要な気がする。
ただし、単なる雇われの身からその人自身が商品価値(キャラ・タレント化)を持つようになるには、それぞれの分野で人的資本・社会資本・金融資本を全力投球しているということを忘れてはいけない。(会社経営者、タレントなどなど)
まあ器用貧乏という言葉があるように、色々手を広げたものの、どれも平均以下のパフォーマンスしか出せない人になってしまう危険性は念頭に置いておいたほうがいい。
そう考えると、
自分の気質・志向・興味・方向性と本業の内容が一致している人は、引き続きその分野で人的資本の向上を図り、会社を切られても働けるレベルまでもっていくのがベターな気がする。
自分の気質・志向・興味・方向性と本業の内容が一致していない・ズレを感じている人(これは私のことだが)は、軌道修正を図りつつ自分の得意が活かせる分野を模索していく必要があると思う。
こういう人は、会社への全力投球を控えつつ、副業で自分が活躍できそうなフィールドを模索するというチャレンジが必要になると思う。
あとは勝負できそうなタイミング・流れがきた場合は「思い切った決断」が必要となる。
そのためには、「フットワークを軽くしておくこと」と「貯金しておくこと」が重要になりそうだ。