世界の株主還元は10年で2倍、社畜の給与は10年で何倍になるのか?
資本主義社会の仕組みシリーズ第2弾、株主還元のお話。
「世界の株主還元、10年で倍増 18年度、最高の265兆円」(日本経済新聞)
日経によると、配当と自社株買いの合計額は2018年度に過去最高の2兆3786億ドル(約265兆円)になったという。
この数字は、2008年の数字の約2倍に相当するみたいです。
株主還元は10年で2倍という数字を少ないと見るか、大きいと見るか。
少なくとも普通に社畜しているだけでは、10年で給与が2倍になることはないと思う。
一方、資本主義社会の頂点に君臨する株主の皆様は、この10年間何もしなくても企業からの株主還元が2倍になったという。
(厳密には自社株買い+配当による総還元性向の話だと思う)
重要なポイントは、「何もしなくても株主還元が2倍」になったという部分だと思う。
話を単純にするために、株主還元を配当金に置き換えて考えてみると、
「10年間何もしなくてもあなたが受け取る配当金は2倍になりました」というお話。
この事実に私は恐ろしさを感じますね・・
つまり何が言いたいかというと、「資本主義社会って株主至上主義社会じゃないの?」ってことです。