株式投資という名の悪魔

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【4767】TOWを売却、日本株から徐々におさらば

株式投資を開始して初めて買った株TOW(4767)を金曜日に売却しました。

約3年ぐらいの付き合いでしたが、思い入れのある銘柄なので購入に踏み切った際のポイント、売却した理由についてまとめておこう。

 

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■購入時のポイント:中小型株、業績好調、オリンピック関連銘柄

ピーター・リンチなどの資産運用の本を読んで、財務状況と業績が安定しているのに放置されている割安のバリュー株を投資対象にしよう!と思い立ち四季報で会社を探していました。

その中で見つけたのがTOWというイベント会社でした。

 

素人同然のファンダメンタル分析(粗利率、営業利益率、キャッシュの推移、配当の推移)で数字もクリアしているし、オリンピックに向けた広告案件の受注を目指すという記載を目にして、購入に踏み切りました。

買値は711円で、程なく日本株爆上げ相場の波に乗り1,000円近くまで値上がりすることもあった一方、2018年末の暴落で一時的に買値を下回るという場面もあり、初心者の私に資産が増える・減るという株式投資の面白さを教えてくれる銘柄でもありました。

 

■配当による不労収入の素晴らしさ!

4767は、一株あたり配当が26円→27円→29円と連続増配銘柄でもありました。

株式を保有していれば毎年何もしなくともお金がもらえる+もらえるお金が増えるという資本主義社会のルールを実感できた銘柄でもありました。

 (株主総会ではクオカード2,000円をお土産として配布するという太っ腹ぶり)

 

■なぜ売却したのか?

購入当初の目論見と会社の方針にズレが生じ始めたというのが主な理由です。

オリンピック需要を見越してオリンピック案件を獲得して業績がさらに向上するだろう!と考えていたのですが、会社の決算説明資料を見ると、期待していたほどオリンピック案件が出てきていないことがわかりました。

自分の考えるシナリオから大きく乖離しすぎる前に、一旦区切りをつけようと思いました。

 

2つ目は相場全体の話、日本市場のピークアウト感が背景にあります。

米国市場が史上最高値27,000ドルを突破する一方、日本市場は21,000~22,000円のレンジをウロウロと昨年末の暴落から値を戻していません。

株式投資歴3年程度の新参者ですが、日本市場についてはもうあんまり期待できないなという率直な感覚を信じることにしました。

 

■トータルリターン

売却益:711円(買値)→791円(売値)@300株で売却して24,000円の売却益(11.3%の値上がり)NISAでの購入だったので非課税!

配当:3年間分の配当+クオカード(30,600円)

 

トータルリターンは54,600円でした。

投資元本213,300円に対するRoIは、54,600÷213,300×100=25.6%

 

さらばToW!稼がせてもらいました!